最近、こんなCMがTVで放送されているのを
見たことありますか?
「単なるモノ忘れと認知症は違います。
たまたまでなく、しょっちゅう同じことを聞くようになった。
時々というより、いつも探し物をしている。
趣味に興味を示さなくなった。・・・・」
今年の正月に、福岡でTVを見て
フリーダイヤルに電話してみました。・・・というのは、
私の父親が、やがて90歳を迎えるのですが、
この一年余りで、急激に変化したように感じるからです。・・・
今まで、できていたことができなくなっている。
昼夜が逆転した生活。・・・
死んだ人のことばかり、口に出す。・・
またそれが本人には、見えているらしい。
絶えず腹が減ったといい、食べ物を求めてくる。・・・
緑内障でほとんど目が見えていないのに加えて、
耳が遠くなり、日常的な会話もままならない。・・・・
7年ほど前、軽い脳梗塞を患ってからというものの、
90歳近くなるまで、80歳の母親と老老介護が続く。
電話をしてみようと思いついたのも、
母親は、ひょっとしたら認知症という言葉は、
耳にしたことがあるもののどのような症状なのかすら、
知らないのではないかと思ったからに他ならない。・・・
母親と話をしてみたら、
全くその通りであったことに愕然とした。。
母親のまわりには、90歳まで長生きした人はおらず、
年をとれば、誰でもそうなると思い込んでいた。・・・
だから、認知症といわれてもそれが一体何を指しているのか、
なにを意味しているのか、だからどうしたらいいのか、
全くわからないまま、ただただ自分のできることを
老老介護としてやってきたわけです。
目も見えない・・・耳も聞こえない中で、
食べることくらいしか楽しみがないなら・・・
欲しがるがままに食べ物を与えていました。
異様なくらい父親の食べているさまを
この目で見ることになりました。・・・
食っては、寝る・・・食っては、寝るだけの生活です。
カロリーを消費する運動もしないため、
体重は増えるは、運動しないから、足腰は弱るは・・・
知らなかったが故の残酷というか・・・
認知症とどのように向き合うかを知らないまま、
ただただ年をとって、目も見えなくなり、
耳も聞こえなくなった老人の変化・変調が、
誰もがそうなるものとして理解していたあまり、
認知症への理解が遅れてしまったように思う。
では、認知症の症状とは、どのようなものなのか・・・
認知症の症状は、様々であるが、
その症状の出方は、現在の生活環境や
過去の生活歴・性格等によって個人差があり、
認知症の症状の段階レベルによっても違いがある。
大きく分けると次のような4つの症状に分類される。
1.知的能力の低下
物忘れがひどくなる。
日時、場所、人がわからなくなる。
考える力、理解する力が低下する。計算ができなくなる。
物事を見分け判断する力が低下する。人違いをする。
2.心の症状と行動の障害
心の症状として
夜になると興奮し言動がおかしくなる
夜眠らない
あるはずのないものが見えたり聞こえたりする
ありえないことを固く信じ込む
気分が落ち込む
行動の障害として
徘徊する。歩き回る
夜、らない
ささいなことで怒りだして暴力をふるう
食べられない物を口に入れてしまう
便をいじる
3.日常生活能力の低下
食事、排泄、入浴、着替えなど、日々暮らすための
基本的な動作ができなくなる。
4.身体の障害
歩けなくなる。
食べ物の飲み込みが悪くなったり、むせたりする 。
尿や便が出にくかったり、失禁したりする
認知症の原因
認知症の原因となる病気のうち、特に多いのが
1.脳血管性認知症 2.アルツハイマー型認知症。
この二つとその混合型(二つを合併している型)を合わせると、
認知症全体の8割から9割を占めると考えられている。
脳血管性認知症は、・・・
脳梗塞(脳の血管に血栓という 血の固まりがつまった状態)、
脳出血(脳の血管が破れて出血した状態)など
脳の血管に異常が起きた結果、認知症になるもの。
アルツハイマー型認知症は・・・
脳の細胞が変性(性状、性質が変わる)したり、
消失した結果、脳が縮んで認知症になるもの
根本的な治療や確実な治療が困難でもあり、
本人の不安や混乱を和らげることに
重点を置いて考えていくことが大事になる。
本人に代わって周りのものが、
認知症というものを知り、これに向き合うことが必要に思う。
認知症の患者自らが、
認知症に向き合うことはできないのだから。。。