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  • 2011.04.19 Tuesday
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手描き天女にラインストーン

 
 10.27のブログにも書いた、手描き「天女・左足」を

 今日お客さんが取りにこられた。



 ご自身が芸妓さんということもあり、着物への造詣が深い。

 自らお客さんへ薦めていただいた注文なだけに、見るポイントが鋭い。

 手直し部分・・・雲をサイドから膝裏下まで伸ばす。

   雲 増量前



   雲 増量後



 そして羽衣の一部にラインストーンの接着。


 
 どこまで変ったか前の画像と比較してみておこう。

 そして記録に残しておこう。


ジーンズ・リメイク×手描き特注品


 このCDケースをジーンズで作り直して、手描きしてほしいという

 お客さんからの依頼。





 どこにもありそうなCDケースを持参された。

 CDを入れる蛇腹ケースとファスナーだけは、

 そのまま転用することにした。

 生地は、ジーンズの赤耳レプリカ。以前バッグを作った時の、

 残布を使うことにする。

 赤耳を生かしてみる。

 ケースは、ダーク・ブラウンのグローブ・レザーでトリミング。



 そして、ケース両面に、スカルとギターの図案を手描きする。





 ここまでこだわってリメイクしたCDケース。



 誕生日の贈り物とのことです。


手描き タトゥの“蛇”


 ”蛇”でなんかいい図案がないもんかといろいろ探していたが、

 なかなかこれというものがなくって、あきらめかけていたところ、

 お客さんからの注文が「「タトゥの図案の蛇」。

 おぉ〜こんな嬉しい偶然はない。

 ところがこれが意外に難しい。



 タトゥなだけに生身の人肌に色をさしているので、

 なんともいえない微妙な色合いを表現するのがたいへん。



 出来上がったのがこれです。



 今度、派手目系ではなく、日本画の材料・水干を使うので、

 渋い色合いでこの蛇を描いてみようと思う。



手描き 革ジャンに和柄「妙心寺雲龍」


 店で革ジャンに手描きをしている最中に来られたお客さんからの、

 早速の「妙心寺雲龍」のオーダーが入る。





 実際に描いているところをみてもらうことにより、

 革への手描きの味わいがダイレクトに伝えることができ、

 お客さんも強い関心をもってもらえた。

 革の色が、黒なのでモノトーンで描くことにした。

 革の黒に黒の染料では、色がのらないので、

 白で下地を描き、その上にモノトーンカラーで彩色する。



 もともと「妙心寺雲龍」自体、完成された構図なので、

 見飽きることがない。



 これまでにも、この「妙心寺雲龍」をモノトーンだけではなく、

 描く素材にあわせて、色を代え、黄龍・赤龍や茶系を使って描いたが

 どれもできとしては、納得のいくものができた。
 
 革ジャンに和柄・手描きの面白さ・味わいを伝えたい。



手描き 天女を左足に・・・


 久しぶりに、天女を"左足側に"との依頼があった。





 どちらかと言えば、右足側に描くことのほうが多いが、

 「きき手」のように、足にも右・左の「きき足」があるんだろうか?

 階段を上る時や風呂に入る時右足・左足のどちらから先に出すか・・・

 というようなことからきているのでしょうか?

 バッグを肩から斜めがけにする場合、

   右肩から左腰にさげますか?

   左肩から右腰にさげますか?・・・・

 これにも「きき肩」というのもあるのでしょうかね?






手描き 鳳凰と建仁龍の組み合わせ


 これまた、お客さんのアイデアによる図案組み合わせジーンズへの

 手描き。「鳳凰と建仁龍」



 それぞれを単独の色で描いてしまうととってつけたように

 なってしまいます。

 龍の茶・金の色味を共通色調に、鳳凰を描いてみた。



 それぞれが単独の色になる「龍虎」とはまた違った味がある。

 こうした単品同士の組み合わせのご依頼を、どのようにこなすか

 それはまた手描き職人の腕を磨くいい機会をいただいていることになる。

 お客さんが、プランナー兼ディレクターであることの典型的な事例。





 これをみてお客さんの持っておられるイメージと実際が

 うまく重なるならば、これほど嬉しいことはない。


手描き 三十三間堂の風神雷神の新構図


 ジーンズだからこそできる「三十三間堂の風神雷神像」の位置。



 風神は、ジーンズ右足太腿。



 雷神は、ジーンズ左足裾。



 いつも見慣れた所定の位置ではないのが、かえって面白いかな。
 
 目線が上下に行くので、意外と新鮮な感じもします。

 この三十三間堂の風神雷神像は、鎌倉彫刻の名作です。

 迫真の勢いが私のお気に入りです。

 宗達の風神雷神をはじめ、後世の人々が風神雷神のイメージを抱くとき、

 この三十三間堂の風神雷神像がもとになったのでしょう。

 風神・雷神の豆知識をひとつ。

 風神は、風袋を背中に背負い、巻き髪、筋骨たくましく牙をむいた青鬼。

 手の指は4本ずつ、足の指は2本ずつです。

 雷神は、小太鼓を輪にめぐらせ両手にばちを持つ。

 足の指は2本ずつですが手の指は3本ずつの赤鬼です。


 立体像をジーンズという平面に描くわけですから、

 陰影・濃淡表現がポイントです。





 何にもましてジーンズに手描きした「三十三間堂の風神雷神像」に

 お目にかかることはないと思います。

 お好きなかた、ジーンズの手描きリメイクやってみませんか?


手描き 阿龍の昇龍×昇り鯉オリジナル・桜


 京都国立近代美術館に行き、ミュージィァム・ショップで買った

 「伊藤若冲」の画集を携えてのお客さん。

 た、たしか・・・以前、ブラリと入ってこられ、

 ジーンズに手描きできることに、興味を示された。 

 お客さんのジーンズに手描きすることについて、

 その時にも私が好きな伊藤若冲の作品について、

 持っている本などお見せした。・・・・

 けっこうな時間、話をした記憶がある。

 買いたてほやほやの画集の中から、鯉の滝登りを選び、

 尾は外側になるように創作し、そして桜を入れて全体をまとめる。



 ストーリー性を持たせるには、なんてったって「昇龍」の出番。



 鯉が滝を登って龍となる「登竜門」の故事にならう。

 全くもって、「龍と鯉」は相性がいい。





 何かで読んだことあるけども、

 「龍」は男で、「鯉」は女を意味するらしい。

 そして、龍は、口を開いた「阿龍」。

 いつもは、口を閉じた「吽龍」にしているのだが、

 これから「阿吽もの」手描きジーンズを企画していこう。


「そうだ京都へ行こう」・・・ってネ。

 
 突然メールが入る。

 「明日、京都に行くのですが、やってますか?覚えてますかぁ〜?」

 2年半ほど前に東京から来られた三人連れのかたからだった。

 ありゃぁ〜なんと懐かしい人たちや!
 
 一澤帆布でバッグを買って、その帰りに寄ってくれた人たち。

 ラインストーンをタンクトップや帽子・バッグに自分で接着し

 楽しんでくれた。
 
 そのあと、写真やメール・手紙などもいただいた・・・・

 あれから2年半が過ぎても、

 写真に残った思い出は、時間が止まっている。

 ラインストーンを通じて、京都での非日常の思い出づくりに

 お役にたてたことが、2年半たってあらためて実感する。

 記憶に鮮やかに蘇るのは、

 なんと言うか「若さ・青さ・なんでもみてやろう精神」・・

 そんなオーラが出てた。
 
 そして2年半後、・・・

 久しぶりの再会で、はたと感じたこと。

 「落ち着き・自由・なんとかなる精神」・・・

 そんなオーラだった。

 今しか出来ないこと。今の大事を大事にしてほしい。
 
 それにひきかえ、私は、2年半たって何がどう変ったんでしょう?

 変ったことといえば、髪の毛が減ってきた感じ・・・

 ちょっとはあったオーラも加齢臭に?・・・かっこよく年をとるで!
 
 

手描き デニムシャツ

 
 東京から奈良への小旅行の合い間を縫って

 わざわざ立ち寄っていただきました。

 ちょと相談があるとのメールをいただいていたのが、

 デニムシャツに「帆船」の手描き依頼でした。

 去年の8.6に祇園でのお食事帰りにたまたま、店に入られてからの

 お客さんで、龍好きとのことでした。

 次の日には、予定を一部変更されてジーンズを購入して

 再来店されました。もちろん手描きしたのは、「昇龍」です。

 それから、オーダーでつくられたアオザイにも「昇龍」



 そしてこの春には、鳳凰の雌をジーンズに描きました。

 今回の小旅行には、その昇龍を描いたアオザイをお召しでした。

 気候的にもぴったりでしたね。

 そして、今回がデニムシャツに「帆船」。





 やっと出来上がりめったに描く機会がない図案なので、

 ブログに載せてみたくなりました。

 今晩、ブログの件も含めてメールと画像を送信します。

 商品は、明日お手元に届くように発送したので、

   ●メールをご覧になるタイミング

   ●ブログをご覧になるタイミング

   ●商品を受け取っていただくタイミング・・の三点セットが、

 同時にならないかと密かに企んでおります。(笑)


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